音楽における個性とは何か?(という名目の推し語り)第四章:奏法
どうも、はるくんです。
Twitterでブチギレ散らかしてたはるくんです。
推しを語る記事でこんなん言うのもアレなんですけどね( ̄◇ ̄;)
「仁(人を真っ直ぐに見つめる心)なき者は陰謀や欲望に踊らされ、
義(絶対に譲れない物事)なき者は風説に流される」ですよ。
こういう楽しい趣味をしているからには、仁も義も豊かな人でありたいですね。。。
ヤーさんみたいな例えになっちゃったけど( ̄◇ ̄;)
そして自分がそうであるとはまだ自信もって言えないけど。。。( ̄◇ ̄;)
(可愛い犬のぬいぐるみの写真でごまかしたつもりになっているはるくん)
さて、そんな事は置いといて、
今日も今日とて推し語りです。
え?解説?何それぇヽ(°∀。)ノ
(※前回の記事から半分くらいガチ解説を諦めてただの推し語りになっています)
本日はDTMerのほとんどの人が「俺には関係ないや」と思いがちな
「奏法」についてです。
そこのDTMerのあなた、
「俺は全部打ち込みだから関係ないや」って思ったろ?
そうとも言えないのですよこれがまた。
一般の人にもわかるように説明すると、
打ち込みのDTMerはパソコンで音符を置いて音を紡ぎます。
なので一見機械的な音ばかりが紡がれると「本人ですら」思いがちですが、
これは大きな誤解です。
大体のソフトで打ち込む音符には「ヴェロシティ(音量)」というものを設定できるようになっていて、
音源(ここでは打ち込む音の元になるソフトウェア等のこと、その音色の故郷)によってはヴェロシティ以外にも「音そのものの"強さ"」が設定できるようになっています。
(それをなんて呼ぶかはソフトによるというか、はるくんが不勉強というか。。。)
これを変えるだけでも大きな変化がつけられます。
爆裂系バンドの1楽曲中で少し静かな表現をしたいときに、ドラムスのヴェロシティをその部分だけ下げるとか、逆に1音だけ強くしてみるとか、そういう違いだけでも大きく個性が出ます。
それも含めて「奏法」なのです。
(今回残念ながら打ち込み系の音で強弱についてピックアップした方はいらっしゃらないんですが、はるくんは打ち込みだろうと「演奏」だと思っているので)
奏法については、下記の4つに分けて語ろうと思います。
①強弱
②技巧
③発音法
④その他
また出た、なんなの④。
これはもうね、「分類不能、分析不能、だけど強く引き付けられるもの」としか言えなかった( ̄◇ ̄;)
単に強弱とも、技巧とも、発音法とも分類できない、でも声質そのものでもない、もっと別の引き付ける力を持った方々をピックアップしています。
聞いたら納得すると思うので、聞いてください。
余談ですが、ここの段の文章4回打ち直してます。
文章を推古してたわけではなく、Ameba Ownd for iOSの野郎が勝手にこの部分だけ消しやがるので打ち直してました。
もう打ち直しは嫌なのでこのまんまいじらないでおきます(´;ω;`)
①強弱
前文でも語りました通り、強弱の付け方はもっとも分かりやすい奏法としての個性だと思います。
単に「大きく」「小さく」だけでなく、
音の出し方も「強く」「弱く」や、
どの程度までそれらをやるか、
というところに個性が出ます。
その強弱を、一番「親しみやすく」「分かりやすく」体感できるのはいったい誰か。。。
私はとても悩みました。
そして結論が出ました。この人しかいねえだろうと!
強弱No.1:セリーヌ・ディオン 氏
神推しです。(のわりにこの曲しか知らないけど)
強弱以外にも魅力的なところはたくさんありますが、あえて強弱にスポットを当てて語らせていただきます。
パワフルな声質はそのままに、序盤は静かに歌い始めます。
曲が進行するにつれて徐々にその声は大きく、強くなっていきます。
2番が歌い終わるまで「徐々に」であったその強まりは、大サビで最大級まで強くなります。
そんな大サビを歌い終えた後のハミング(口を閉じて「ん〜♪」と歌っている部分)は非常に綺麗で静か。
これを、「一切声が荒れることなく」「美しさを保ったまま」「最後まで」歌い切るこの歌唱力と表現力。
仮にレパートリーがたったこの一曲だったとしても(そんな事はあり得ないんだけど)、十分「神」を名乗れる圧倒的な魅力のあるボーカリストです(*´ω`*)
ちなみにこの楽曲はもっと前にリリースされたもので、
レコード盤だと強弱がもっと強くかかっており、
前半部分は透き通るような美声を、
後半部分にはパワフルな美声を、
大サビでは開放的な美声を聞かせてくれるというものになっていて、
はるくんはそのバージョンがめちゃめちゃ好きです(*´ω`*)
ライブバージョンもさることながら、最初のバージョンも是非聞いてみてください。
泣きます。
②技巧
これもまたわかりやすい。テクニックですね。
DTMerの皆さんからしたら縁遠い話かもしれないし、
「そんなこと言ったらさっきの強弱だって技巧(テクニック)だろうよ」
「MIX(編集)技術だってテクニックだろうよ」
なんてつっこみたくなるかもしれません。
ここでの技巧は、主に「超絶技巧(ビックリ人間テクニック)」のことを指します。
聴き手にとっては「この人こんな風にピアノ/ギター/ベース弾けるんだ!」と驚く要素ですね。
しかしまあ、そんな超絶技巧ですが、
「でも楽器のすごいテクとかいまいちよくわかんないよね」
「何が難しくて何が簡単なのかわかんないし、言っちゃえば楽器って全部むずいじゃん」
と、音楽をやっていない人からしたら思うわけです。
めっちゃ同意です。
めっちゃ同意です。
めっっっっっっちゃ同意です。
なので、超分かりやすい人をピックアップします。
技巧No.1:マイケル・アンジェロ 氏
動画を再生して最初に思うことは次のうちのどちらかだと思います。
「何そのギター!?」
「何してんのこの人!?」
はっきり言います。
ミュージシャン(元バンドマン)でも彼がいったい何をしてるのか全く分かりません。
そのくらい彼は超絶技巧の鬼です。
ここまで極まってくるともはや技巧こそがこの人なんじゃないかと思いがちですが、
この超絶技巧、いや、変態技巧はこの人が持っている一側面です。
(実際超絶技巧で超有名なギタリストですけど)
音作りやギターソロの作り方もこだわり抜かれていてとても面白い方なのですが、
何せ変態技巧が極まって目立ってしまってるせいで全くそっちに耳が行かないという不具合が起きます。
このように超絶技巧を表に出して大々的かつ変態的に聞かせるというのも「奏法としての個性」の一つです。
(この映像ではネックが2本でしたが、どっかの映像で4本になっているのも観たことがあります。もう意味がわかりません。そういうの大好きです。)
【楽器演奏者への注意】
超絶技巧や鬼むずテクニックというのは誰しも憧れるものです。よく分かります。
しかし、それを「個性」にするには途方もない時間と労力を割く上、
「上には上がいる」が無限に続くような領域であることと、
「楽器をやっていない人にとっては"相当目立たなければ"ただの音でしかない」という悲しい現実もあることから、
迂闊に技巧に走るとかえってストレスの元になります。
「なかなか弾けない。。。」というストレスもかかるし、
「これくらいなら俺も弾けるけど」とか言われて死ぬほど苦しみますし、
何より、「技巧=個性」という等式を勝手に自分の中で作ってしまい、
そこに囚われることで
最悪まともな曲が弾けなく(生み出せなく)なります。
技巧を個性として活用したいときは、
あくまで「それが分かりやすい要素の一つになる」か、
「それが手癖になるくらい馴染んだ状態」かのどちらかでないと
逆に自分の個性を潰すことになりますので十分ご注意ください。
アンジェロ先生(マイケル・アンジェロ氏の愛称の一つ)は技巧を個性に昇華した代表例であって、
万人の目標とはまた違います。
私もこれくらい弾きたいですけど、
囚われ過ぎて足を取られるくらいなら地道に必要なものをなぞるのが演奏者としても一番手っ取り早いです。
③発音法
「言葉の発音?」と思いがちですが、ボーカリストや声優に限ったことではありません。
「発音」というのは「音の出し方」で、
ボーカリストで言えば「発声」になります。
「この人の声の出し方好きなんだよ」とかありますよね?
あれです。
そういった「発音法」で推し語りのできる人間といえば
私には神推しのこの二人しかいません!
(「神推し何人いるの?」と思ったでしょ。9組います。私には9組の神アーティストがいます。でも「神」って言ったらモニョられるかなぁと思って「神推し」と呼んでます。神推しです。)
発音法No.1:渋谷すばる 氏
「元・関ジャニ∞」として知ってる人も少なくないでしょう。
姉と母の影響でエイトにいた頃から聴いていて、私のボーカルに絶大な影響を与えた神推しボーカリストです。
序盤は真っ直ぐ一辺倒に伸びるように聞こえる歌声が、
中間からは爆発力を伴って魂の叫びのように響きます。
元々、至近距離でステレオをガンガン鳴らしているようなパワーのあるボーカルをされる人で、
この曲でもその魅力が遺憾なく発揮されており、
自分の喉さえも割ってしまうくらいの強い叫びが魂を揺らします。
この楽曲では残念ながらパワーのある部分しか体感できませんが、このお方の歌うバラードは格別です。
豊かなビブラート、切なく響くファルセット、空を裂くようなハイトーン、どれをとっても最高です。
色んな音楽を楽しんできた私も、何度聞いてもこのボーカルは手が震えます。
「この人みたいに歌いたい」と思って頑張って歌っておりますが、
私には一生こんな風に歌えねえだろうなぁとも思う今日この頃であります。
本当に最高のボーカリストです。
発音法No.2:ハウザー(Hauzer Koncarne)氏
最初はMMD動画シリーズ「東方×SF」で知ったのですが、東方アレンジ等音楽活動もされている(というよりそっちがメイン)と後から知り、聞いてみた結果無事神推しアーティストになったお方です。
「ギターで東方」というテーマでメタルを中心にパワフルな(時に恐ろしく穏やかな)ギターアレンジを展開されています。
特筆すべきはギターのビブラート。
どうやって出してるのか全く不明ですが、キレがよく伸びやかに高く響くビブラートを出すお方です。
ビブラートだけでなく、通常時のピッキング(弦を弾く音)も煌めきを持っていて、
激しいサウンドの中で響くそのビブラートは「圧巻」の一言に尽きます。
また、オリジナル曲もそういうハードなメタルかと思ったら、
これまた気色が変わってフォーク音楽が源流と思しき、穏やかなテンポの楽曲が目立ちます。
そこに乗せられるボーカルが、これまた軽く枯れた渋みのありつつクリアな声なんです。
ボーカルまでいい声なんです。
もはや「ずるい」とすら思わなくなりました。最高です。
MIX(編集)力も半端ないお方で、実はこの人の技術をちょっと盗ませていただいたこともあります。
盗めるところがそこしかありませんでした。盗めない魅力、最高です。
④その他
早くも語彙力が死んできたはるくんですが、中でもトップクラスで語彙力が死ぬ項目「その他」に参りました。
ここで取り上げる方は、これまで掲げたどの項目でも取り上げようがない、
おそらくどの項目で取り上げても釈然としないくらい解析不能な魅力の持ち主です。
予想がつくと思いますが、
ただただ神推しアーティストを列挙するだけになります。
精一杯伝わりやすい文章を書こうと努力はしますが、
はるくんの文章なんかよりもとにかく聞いてほしいです。
無礼を承知で申し上げます。
いいから聴け!
(公式チャンネル等がないため放送の録画物(転載)になりますが、とにかく黙って聞いてください)
その他No.1:美輪明宏 氏
こちらの映像は、紅白歌合戦に美輪さんが出場した際のものです。
放送当時、画面の前に磔になった方も多いのではないでしょうか。
えっぐい深さのビブラート、
特徴的な声、
見るからにオーバーな演技力、
にもかかわらず、黙って見入って聞き入ってしまうこのボーカル。
美輪さんはスピリチュアル系のキャラクタでテレビに出られることも多いですが、
実はシャンソン歌手をなさっているお方で、めちゃめちゃ魅力的なボーカリストでもあるのです。
(というか、そっちが本業なのかしら?)
「勝った」とか「負けた」とか
「技巧」とか「表現」とか
全てがどうでもよくなります。
ただ、美輪さんの歌がそこにあって、それに釘付けになる。
これを「感動」と呼ぶのか、それとも別の何かなのかは全く見当もつきません。
ただ確かなのは、このお方がとんでもない魅力のボーカリストであるということです。
その他No.2:中島みゆき 氏
「誰もが知っている」と表現して差し支えない大御所アーティスト。
日本のフォークシンガー(現在はロックやポップスの要素も多少あるんでしょうか)の中でも、
やや低くパワフルで伸びやかな歌声が特徴です。
勿論強い発声も圧巻の魅力なのですが、
「ヘッドライト・テールライト」で聴くような優しく穏やかな歌声もたまらなく魅力的です。
大きく優しく包み込むようでもあり、ポツリポツリと呟くようでもあり、
それでいて透き通るような歌声を出される、そんな表現力の強いお方です。
先の美輪さんやすばるくんに通じる点でもあるのですが、
このお方のビブラートも激情的で、また時折がなるように歌うのも極めて魂を揺さぶります。
特徴的なので結構な頻度でモノマネされるし、なんならはるくんも元々モノマネしてたタチなのですが、
似せることはできても、やはりこの魅力を盗むことはまず不可能。
恐ろしい歌唱力を持ったお方です。
余談ですが、この方も大君(はるくん)の音楽に強い影響を与えたアーティストの一人で、
今でも時折この人のボーカルや曲をイメージして作ることがあります。
その他No.3:かしこまり 氏
「あ、VTuber紹介したくて"推し"なんて表現してたの〜?w」とか言ったそこのお前
文句は聞いてから言え
と、語調がつい強くなる理由も多分わかっていただけると思います。
最近ネットで流行りまくっているVTuber(バーチャルYouTuber)、
その中でも女性VTuberとあれば歌を出している方も決して珍しくありません。
みなさん歌お上手ですし、きれいだったり可愛かったりします。
このお方、そういうVTuber的な項目に全部に該当していそうで、実は殆どに該当しないんです。
女性VTuberという職から、「アニメ的な声」「アニソン歌手のような声」「特徴的な可愛い声」をイメージする人は多いと思います。
しかしこのお方の一番の武器はそれではありません。
というのも、声質を見ると(可愛い声ではあるけど)上記の項目に該当しきらないんです。
声質をパラメータとして見ると特に尖った部分がなく、「モノマネしづらい声」という具合になります。
美しいファルセットも持ち合わせていらっしゃいますが、そうかといって技巧的なわけでもありません。
何が一番魅力的かと言ったら、この人独特の「歌そのもの」にあります。
この人よりも前の「ボーカルもする」アーティストは、歌い方に関して下記の特徴があります。
・ステージの上から歌う
・広い空間で(遠くから)歌う
・部屋の中で歌う
・頭の中で直接歌う
これは録音法や編集法がどうのこうのというよりも、歌というのは本来そういうもので、
普通は遠くへ声を飛ばすか、超至近距離で囁くかのどちらかになります。
ところがこの人のボーカルは、何もない空間で「目の前(最も心地よい距離)で真っ直ぐ自分を見つめて歌ってくれる」という安心感と衝撃を与えているもので、この歌声はどうやって身につけられるのか皆目見当がつきません。
この人がその辺りを意識して歌っているのか、それとも天性のものなのかはわかりませんが、
「VTuberとして」はおろか、「シンガーとして」も極めて稀な歌声なのです。
この世のほとんどのボーカリストは、
ステージから歌うことはできても、
頭の中で直接響くように歌うことはできても、
超至近距離で囁くことはできても、
人一人分くらいの距離(目の前)で聞き手の目を見て歌うことは残念ながらできません。
どうやってやってるのか教えてほしい。教えられても多分無理。
また、カバー曲も多数歌っていらっしゃるんですが、
「原曲の個性が強い曲(BUMPの「天体観測」など)」でも自分のモノにしてしまうという恐ろしい能力もあるため、
「あれ?この人が原曲じゃなかったの?」とつい思ってしまうこともしばしば。
勿論このお方のVTuberらしいコンテンツも、ゆるふわというかほろ酔いというかでめちゃめちゃ可愛らしいのですが、
私はVTuberというよりもはやシンガーとして見ていて、推しています。
「Vtuberの人ね、はいはい」などと侮るなかれ。
歌唱技術がどうのこうの、なんて話ではなくそもそもシンガーとして世界が違います。
ということで、前回に引き続き「どこがガチ解説なんですか?」という記事になってしまいました( ̄◇ ̄;)
が、今回ピックアップした方々は殆ど神推しなのでこれを機に是非聞いていただきたいですねヾ(๑╹◡╹)ノ"
ぜひ聴いてくれよな!!!(お前誰だ)
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